ようやく原発リスクの分離に動き出した東芝、原発政策の犠牲者となるか?

原発再稼働のブーメラン効果」が直撃した東芝が、ようやく原発リスクの分離に動き出したようです。5年以上前から「原発は儲からないから、撤退した方がいい」と言われていたにも関わらず、原発利権に固執したがために倒産の危機を迎えているのです。今なお、福島原発から大量の放射性物質が海に流出しているというのに、さらに原発を増やそうという発想そのものがおかしい。ロシアや米国のように、広大な土地があれば「放射能汚染されたら放棄すればいい」という選択もできるでしょうが、ただでさえ人口密度が高いのですから放射能漏れは致命傷になります。現に、今も日本国民は放射能汚染が進んでいるのです。後に発生する「第二次原発事故」で苦しむと分かっているのですから、いい加減原発事業から撤退すべきでしょう。仮に、東芝原発事業を切り離さなければ、東芝本体が倒産するくらいの事は小学生でも分かります。そもそも、WHの債務は「東芝がはめられただけ」ですから、さっさと切り離すべきです。東芝が倒産したら、債務保証などできるはずがありませんけどね(苦笑)。

東芝、WHを非子会社に 原発リスク分離
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ09I8F_Z00C17A3MM8000/?dg=1
WH、米破産法に強い弁護士と契約
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO13855860Z00C17A3EAF000/
WH原発、米が総額83億ドル債務保証 東芝損失問題
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ08I8A_Y7A300C1MM8000/
東芝に迫る2020年の崖 米原発、追加損失リスク
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ01I6T_S7A300C1905M00/