本来なら真っ先に切るべき原発事業を残して稼ぎ頭の半導体を切る愚行に走る東芝

東芝が倒産に向かって爆走しているようです。本来なら8000億円ものマイナスを抱える原発事業を切り捨てるのが常道であって、稼ぎ頭の半導体を切るという意味不明な言動に走っているのですから、まさに理解不能です。「収入を断って借金を残す」ということが何を意味するかは小学生でも分かります。しかも、原発事業が儲からないことは5年以上前からはっきりしていたことです。にも関わらず、目先の利益に走って原発事業に固執したのですから、原発推進派の責任は避けられないでしょう。もっとも、東芝の本音は「原発事業を切りたい」のでしょうが、原発利権に執着する官僚や政治家が圧力をかけているようです。このままでは、東芝債務不履行になって倒産するのは避けられないでしょう。「儲かる事業を切り売りしていけば、儲からない事業しか残らないので、原発事業の借金を返せるめどがたたない」からです。となれば、銀行が東芝を見放すことになり、東芝は最短で3月に倒産することになります。「原発のブーメラン効果」で沈む東芝に明日はあるか?

東芝「夢の原発」失墜 揺らぐ国策民営
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