「米中戦争が始まっても米国には実害がない」という現実

現実問題として、「米中戦争が始まっても米国には実害がない」というのが実態です。なぜなら、中国のダンピング輸出で一方的に損害を被っているのは米国であり、中国との貿易が中断すれば、ダンピングで不当に安くなった商品が入ってこなくなるので、米国は貿易赤字が解消され、景気が良くなります。しかも、戦争が始まっても中国に米国まで攻め込む戦力は皆無で、大陸間弾道弾を使っても撃ち落とされてしまうので、何発撃っても無意味なのです。中国の潜水艦は日米の監視網によって常に監視されており、潜水艦から大陸間弾道弾を発射する前に撃沈されてしまうのです。つまり、米中戦争は米国にしか利益がないのです。しかし、中国が先制すれば話は別。弱腰のオバマ大統領がいる間に戦争を始めてしまえば、中国が有利に展開することが可能になります。中国が空母を展開しているのも、「やるなら今しかない」と分かっているからであり、トランプ氏が大統領になれば、その芽は摘まれてしまいますからね。

【回顧2016】トランプ氏は中国と対決姿勢…南シナ海に戦雲が広がる
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20161231/dms1612311000004-n1.htm