選挙対策で「2000万円問題」を提議したのに逆効果になった途端「無関係」を装う自民党


私利私欲に走って「墓穴を掘る」の典型例ですね(笑)。「必要性の無い消費税増税」だけでは飽き足らず、国民からさらに搾り取るために「年金だけでは足りません。我々の利益のために貯株しましょう」と国民が自己防衛でため込んでいる「タンス預金」に手を突っ込んできたのです。ところが、「2000万円足りない」がクローズアップされて、国民の危機感を煽ってしまい、「年金は100年安心じゃなかったのか?」という国民的議論に発展してしまったのです。麻生金融相が手のひらを返し、「選挙に不利だから、金融庁の報告書は受け取らん」とちゃぶ台返ししてしまったのです。怒ったのは金融庁。「麻生が選挙に必要だから作れと言ったのに、当てが外れたから金融庁を悪者にするのか?」と怒り心頭のようです。自民党は火消しに躍起ですが、「事実」だけに否定しようがありません。しかも、2000万円必要なのは「高齢者」であって、「若年層は4000万円必要」とより強欲な内容になっています。「年金廃止論」が出るのも当然でしょう。「自分で貯めれば政治に振り回される心配はありません」からね。