金正恩に暗殺された金正男、北朝鮮で繰り広げられた醜い権力者争い

いやぁ、醜いですねぇ。長男である金正男金正恩に暗殺されたそうです。「やられる前にやれ」という典型的なパターンですから、今でも一定の権力を持つ金正男を「暗殺やクーデターで権力を失う前に、消してしまおう」と考えるのはごく自然な流れです。それでなくても食糧不足や権力闘争で政情が不安定な北朝鮮ですから、処刑や暗殺が横行している現状がそれを物語っています。「金正恩を暗殺し、金正男を使って北朝鮮を乗っ取ろう」としていた中国にとっては痛手でしょう。もっとも、暗殺された金正男が影武者である可能性も否定できないので、DNAチェックで本人だと確認されない限り、あらゆる可能性が考えられます。日本でも歴史上の重要人物が「実は生きていた(死んでいた)」という例は数多く確認されており、ロシアのプーチン氏も影武者が本人を暗殺して、なり変わったという情報もあります。正確な情報が公表されるまでは、報道を鵜?みにするのは危険ですね。