豊洲新市場の「地下空間は立ち入り禁止、入る時は巨大扇風機で換気すべし」の意味

「やはり」というより「当然の結果」が出た豊洲移転問題。土地の所有者だった東京ガスが「生鮮市場なんかに使えるわけないでしょ!」と強硬に反対していたことからも分かるように、裏でカネが動いたのは一目瞭然。内部リークで発覚した「盛り土問題」にしても、地下のモニタリング空間のことは一部の人間にしか知らされておらず、関係者にも「地下空間は立ち入り禁止。入る時は必ず巨大扇風機で換気すべし」という通達がされていたのですから、気分が悪くなった関係者が続出したのでしょう。でなければ、こんな通達をする意味がありませんからね。地下空間がいかに「ヤバイ空間だった」を都庁自らが認めたに等しいのです。移転を早めようとしたのも、国民いバレるのを恐れたからでしょう。モニタリング調査の結果、とんでもない結果が出たのも「十分に換気をしなかったので、有害物質が地下空間に大量に残留した」ことは容易に想像できます。仮に、豊洲移転を強行しても、福島県のように「風評被害豊洲新市場が機能しない」ことは確実。国民の厳しい目が注がれ、マスコミの絶好のネタになりますからね。「豊洲は民間に売っぱらい、築地市場を改築するのが現実解」だと言うことです。ちなみに豊洲新市場は、震度7の首都直下地震で強度不足の地下モニタリング空間が崩壊し、建て直しになるそうです。ま、自業自得ですね(苦笑)。

豊洲地下水、ベンゼン最大79倍 移転遅れも 有害物質、72カ所で基準超す
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFB14H08_U7A110C1000000/?dg=1
「想定外で驚いている」 小池知事、モニタリング調査結果に
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG14H4E_U7A110C1000000/
小池氏「厳しい数字出る可能性」 豊洲地下水調査で
http://www.nikkei.com/article/DGXKZO11684760U7A110C1CR8000/