欧米の「まさか」は確率論で言えば「十分あり得る事象」に過ぎない

欧米で起こった「まさか」は、確率論で言えば「十分あり得る事象」に過ぎません。事実、投票結果は僅差であり、「どちらに転んでもおかしくなかった」というのが現実。中国やロシアなどが選挙に介入し、意図的なニセ情報による情報操作が行われなければ、「まさか」が起こらなかったのは言うまでもありません。秩序を維持したい欧米と、秩序を破壊したい中ロの思惑が激突したというワケですね。もっとも、秩序が破壊されれば、今までその秩序に寄生して儲けてきた中ロにとっても損害が膨らむのは確実で、長期的なメリットはありません。むしろ、戦争や紛争が世界中に拡大し、損害が膨らむだけになるでしょう。戦争や紛争はゼロサムゲームなので、経済が疲弊すればトータルが減るのは当たり前。マイナスサムゲームとなるだけなのです。

米英の「まさか」、世界を揺らす 激動2016 米次期大統領にトランプ氏、英国はEU離脱決定
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO11232920Z21C16A2M12201/?dg=1