「ドン」と異音がしたのに無視して走行したJRの異常な感覚


「ドン」と異音がしたのに、定時走行を重視し、無視して走行したJRの体質は明らかに異常です。先頭車両があれだけ破損すれば、運転士にも相当な衝撃が伝わったはず。しかも、先頭車両は気流の影響をモロに受けるので、いつ脱線してもおかしくなかったのです。それを分かっていて強行運転したのですから、「JRの体質そのものが異常」としか言えませんね。超音波探査装置を付けていれば、相当な歪が発見できるはずですから、前回の車両断裂事故の教訓が全く生きていないということです。もし、対抗車両が破損に気づかなければ、確実に脱線事故を起こしていたでしょう。超音波探査装置など、そんなに高額な装置ではないのですから、さっさと全車両に設置すべきですね。利益重視の体質が治らない限り、今回のような事故は今後も起こるでしょう。必要なのは「対処療法」ではなく「根治療法」なのですから。