安倍首相が目指す「独裁制」とは?


先進諸国の多くは「議会制民主主義」であり、国家運営がごく少数の人間に簒奪されないように「議会の承認」という「ブレーキ機能」が設けられていますが、「独裁制」にはそれがありません。安倍政権が目指す「独裁制」とは、「独裁者たった一人によって運営される国家」です。今回の参院選で与党が2/3を占めれば、最悪の現実になります。「独裁国家北朝鮮で行われたように、独裁者の意志だけで人事が決まり、親族ですら「いいがかりをつけられて処刑された」のです。たとえイエスマンでも「失敗すれば処刑される」ことになります。
独裁体制になった国家では、例外なく「優秀な側近や部下の粛清」が始まります。もちろん、「クーデターを防ぐため」です。次に「野党の粛清」が行われます。真っ先に国民の理解が得やすく、一番簡単な「政党助成金の廃止」が行われるので、政党助成金だよりの政党は消滅します。独裁制では選挙が実施されなくなるので、「自民党支持者」という肩書も消滅し、他の国民と同様に弾圧されます。次に「富裕層の資産差し押さえ」が始まります。貧乏な国民のカネをちまちま強奪するより、金持ちのカネを押さえる方が簡単だからです。もちろん、「クーデターの防止」という意味もあります。