我々はすでにインフルエンザに感染している。発症させない事が重要(3)


「では、なぜ冬に発症するのか?」というと、理由は簡単です。冬場が一番免疫力が低下するからです。免疫力は体温に比例します。つまり、相対的に体温が下がる冬場が一番発症しやすいということです。夏場も免疫力が下がりますが、気温が高いので、相対的に免疫力は維持されます。沖縄で夏でもインフルエンザが発症しやすいのは、「夏が暑すぎるから」ですね。ストレスがたまれば、免疫力が低下し、ウイルスが居心地が悪くなって宿主から抜け出そうとします。そのためには、くしゃみなどで他の宿主を探すひつようがあるのです。ところが、冬場は多くの人の免疫力が低下しているので、次々に感染する必要があります。これが「インフルエンザ大流行」の正体です。